「感震ブレーカ機能付ホーム分電盤」の販売台数が昨年度の6倍に
2015年03月04日
平素は、カワムラ製品に格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
2014年度の「感震ブレーカ機能付ホーム分電盤」の販売台数が昨年度の約6倍となることをお知らせします。
近年、大規模地震発生時において電気が原因となって起こる「電気火災」が問題となっています。阪神・淡路大震災では火災原因の約30%が、また東日本大震災では約50%強が電気火災によるものだと発表されています。(下記参照)
また内閣府の発表によりますと、首都直下地震が発生した場合、火災による死者数は最大で約16,000人と想定されていますが、感震ブレーカなどの設置によって電気関係の出火防止策をとることで、約9,000人にまで減少するのではないかと言われています(※1)。以上のことから、内閣府は大規模地震時における電気火災の発生を防ぐため、感震ブレーカの普及を進めています。
この流れを受け、弊社でも「感震ブレーカ機能付ホーム分電盤」の受注が増えており、2014年度(2014年4月~2015年3月)の販売台数は、昨年度の約6倍となる見込みです(※2)。しかし、ホーム分電盤の販売台数全体から見るとまだ少なく、配電機器メーカーとして安全・安心に電気を使用していただくためにも、感震ブレーカのさらなる普及を目指します。
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感震ブレーカ機能付ホーム分電盤 |
製品の特徴
・センサーが震度5強以上の揺れを感知すると、3分間の警報後、主幹ブレーカを落として電気を遮断。
【ポイント】3分間は、避難準備や避難行動をするための時間として設定しています。
・地震検知後、3分以内に停電が発生した場合、電気の復旧と同時に主幹ブレーカを落として電気を遮断。
【ポイント】復電時に発生する通電火災を防ぐことができます。
参考資料
■感震ブレーカとは 一定以上の強さの地震が発生した際に、各家庭における電気の供給を自動的に
遮断することで、電気が原因となる出火を防止する機器のこと。
■大規模地震発生時における出火原因

■電気火災の主な例

■タイプ別 関連製品
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分電盤内蔵タイプ | 外付けタイプ |
※1:首都直下地震対策検討ワーキンググループによる『首都直下地震の被害想定と対策について(最終報告書)』より
※2:2015年3月4日現在
製品仕様
enステーション(感震機能付)リミッタースペース付 ELR-K
enステーション(感震機能付)リミッタースペースなし ENR-K
感震リレー 樹脂ケース入り NFK-1KR
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