①停電から電気が復旧した際の通電火災

大地震後。電気が復旧したら大火事が起こった。

大地震が起こり、停電。そして電気が復旧。その際、スイッチをONにしたままの電気ストーブや白熱灯に電気が通り、
洋服や本などが接触していると発火してしまいます。この現象が「停電から電気が復旧した際の通電火災」です。
今、国や自治体はこれを問題と捉え、通電火災の対策に取り組んでいる状況です。

■地震における通電火災の発生例

地震における通電火災の発生例イメージ
■通電火災発生件数 ※阪神淡路大震災(神戸)
通電火災発生件数※阪神淡路大震災(神戸)のグラフ

停電から電気が復旧した際の通電火災。この火災の特徴は、地震発生から8日も経って火災が起こっていることです。もしも外に非難していた場合、 火災の発見が遅れ、建物が消失する恐れがあるのです。建物から建物へと燃え移り、広い範囲で火事が広まってしまいます。

■自治体の動き

・内閣府・・・ 感震ブレーカについて、震度5強の揺れを感知した際に通電を遮断する性能を
「基準規格」と位置づけ、設置を促す動きになっています
※2015年2月

・横浜市・・・ 木造住密集地域(木密)を対象に、感震ブレーカの設置費用の半額を補助する制度を策定。

新常識② 大規模な地震が発生した時の通電火災を防ぐ

最新型センサー搭載
感震ブレーカ機能付ホーム分電盤

震度5強以上の揺れを感知すると、ランプとブザーでお知らせした後、主幹ブレーカを遮断して
電気の供給をストップします。遮断まで時間を設けることで、避難のときの証明を確保できます。
また、利用環境に合わせ「遮断までの時間」と「感知する震度」を設定できるのが
カワムラの新型センサーの特徴です。

■感震リレーの動作機能

感震リレーの動作機能イメージ

感震リレー機能の性能評価イメージ

■特徴
①震度設定
②遮断までの時間設定

マンションの高層階と低層階や耐震対策の有無など
建物の揺れの差を考慮して、感知する地震の大きさを震度5強、
震度6弱から選択することが出来ます。

夜間非難時の証明確保や発火の恐れのある電気製品への
安全対策を考慮して、主幹ブレーカを遮断するまでの時間を
即時、1分、3分から選択することができます。

マンションの高層階と低層階や耐震対策の有無など建物の揺れの差を考慮して、感知する地震の大きさを震度5強、震度6弱から選択することができます。
「即時」で有効なこと:火災を防げます。 「1分」または「3分」で有効なこと:夜間非難時の証明確保。
③コンパクト
④新型センサー
⑤外部入出力

感震リレーの小型化で多機能機器を搭載しても
盤をコンパクトにできます。
 従来感震リレーサイズ比:約3分の1

新型の感震リレーは地震の横揺れに加え、
縦揺れも正確に感知することができます。

外部入力スイッチや外部警報装置を接続して、離れた場所で動作を停止したり、
警報を鳴らしたりすることができます。