動作せず0ブレーカ基準周囲温度基準周囲温度の変化率(%)動作時間動作時間↑動作時間定格電流補正率( %)動作時間↑2502001801601401201008060−10熱動電磁式の周囲温度補正曲線完全電磁式の周囲温度特性曲線漏電ブレーカ(OC付)及びノーヒューズブレーカ(配線用遮断器)に過電流が流れると、過電流引外し装置が過電流であることを検出し過電流の大きさに応じて、決められた時延をもって回路を自動遮断します。過電流引外し動作時間はJIS C8201-2-1/2-2 Ann.2、JIS C8211 Ann.2及びJIS C8222 Ann.2で定められており表の通りです。●時延引外し特性動作特性曲線は過電流の大きさと、動作時間の関係を示したものです。特性曲線に最大、最小の幅があるのは、動作時間がその範囲内にあることを表します。●瞬時引外し特性短絡電流など比較的過大な過電流により、瞬時に回路を遮断する特性です。●基準周囲温度漏電ブレーカ及びノーヒューズブレーカ(配線用遮断器)の定格電流は周囲温度40℃(一部25℃設定もあります。)を基準に設定されていますが、配電盤等に使用される場合、盤内の温度上昇を考慮の上定格電流を選定してください。●周囲温度と電流①熱動式・熱動電磁式の場合 周囲温度の変化により、動作電流値が変化します。これは引外し素子にバイメタルを使用しているためです。周囲温度が基準周囲温度と異なる場合は、温度補正曲線により定格電流の補正を行ってください。②完全電磁式の場合完全電磁式の場合、周囲温度が変化しても定格電流は変化しません。周囲温度によりオイルダッシュポット内のシリコンオイルの粘度が変わり動作時間が変化します。温度特性曲線により補正してください。※詳しくは、各品番の別途納入仕様書をご確認ください。銘板に表示された定格電圧のもとで定格遮断容量以下の短絡電流を確実に遮断し、電路や負荷機器を熱的・機械的損傷から保護します。JIS C8201-2-1/2-2では、次表のように開閉耐久回数が決められています。ただし、ブレーカに定格電流の数倍の始動電流が流れる負荷機器を接続して使用した場合の開閉耐久回数は、表の合計開閉耐久回数の10%程度です。30以下30を超え 50以下50を超え 100以下100を超え 225以下225を超え 400以下400を超え 600以下600を超え 800以下100A以下100を超え 225A以下225を超え 600A以下600を超え 800A以下定格電流の200%の電流2以内4以内6以内8以内10以内12以内14以内0102030405060周囲温度(C)1020304050周囲温度(C)合計 10000 8000 5000 3000 29参考資料 ブレーカの定格電流(A) 開閉頻度(回/時間)定格電流の100%の電流40℃のとき40℃のとき通電1500 1000 1000 500 動作時間(分)定格電流の125%の電流60以内60以内120以内120以内120以内120以内120以内動作電流値が変化20℃のとき13012011010090→電流−10動作時間が変化20℃のとき→電流開閉耐久回数(回) 無通電8500 7000 4000 2500 1. 過電流引外し特性2. 周囲温度と補正曲線3. 短絡遮断性能4. 開閉耐久性能60動作特性曲線最大最少最大全遮断時間時延引外し瞬時引外し電 流 定格電流(A)1201206020
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