河村電器 総合価格版e-Book
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ZWM〜Z=ZS+ZW=(0.671+0.261)+j(3.142+0.238)     =0.932+j3.380≒3.506  (%)ZL : 電源インピーダンス ZT : 変圧器インピーダンス ZW : 電線インピーダンスZ=ZS+ZW=(2.269+2.086)+j(8.497+1.905)     =4.355+j10.420≒11.277  (%)IS=―――――×100 =――――――×100≒42200 (A)  単3 210Vこの場合幹線用ブレーカの遮断容量は、42.2kA以上のものを選びます。V2ZW=――――― ―(R+jL) ×10−3×2ℓ×100(往復電路)V×Z1000×103210×11.277――N{    }N{    }1{        }IS=―――――×100ZS=――――――≒0.671+j3.142  (%)…表4ZW=――――― ―(R+jL) ×10−3×ℓ×100V212  =―――――×―×(0.092+j0.084)×10−3×10×100(往復電路)…表3  ≒0.261+j0.238  (%)ZS=ZL+ZT≒2.269+j8.497  (%)…表512  =―――――× ―×(0.092+j0.084) ×10−3×20×100(往復電路)…表3  ≒2.086+j1.905  (%)図1のような配電系統でS点で短絡が発生したと仮定すると等価回路は図2のようになり各インピーダンスは表3、4 P.1292を参考に式1に従って算出します。図1 配電系統図50Hz、接続電線200mm2短絡点 2次側10m図3のような配電系統でS点で短絡が発生したと仮定すると等価回路は図4のようになり各インピーダンスは表3、5 P.1292を参考に式2に従って算出します。図3 配電系統図50Hz、接続電線200mm2短絡点 2次側10m各インピーダンスの値ZL : 電源の短絡容量は1000MVA XL/RL=25とする(NEMA AB1による)ZT : 表4(トランスメーカ数社の平均値)ZM : 短絡電流に寄与する電動機群の総容量は変圧器容量×0.8とする。 ZW: 表3による(計算例と早見表は1Cケーブル密着とした)N : 電線の条数(本数) V : 線間電圧(V) ℓ : 電線S点までの長さ(m) インピーダンスは25%としXM/RM=6とする(NEMA AB1による)各インピーダンスの値ZL : 電源の短絡容量は500MVA XL/RL=25とするZT : 表5による ZW : 表3による ℓ : 電線S点までの往路の長さ(m) (計算例と早見表は1Cケーブル密着とした)図2 等価回路図図4 等価回路図R : 電線の抵抗値(mΩ/m)L : 電線のリアクタンス値(mΩ/m)1291(1)三相短絡電流計算例●%インピーダンス法(1000kVA基準)の計算例(条件)トランス容量1500kVA1). 電源総合インピーダンス(ZL+ZT)・ZMZL+ZT+ZM2). 電線インピーダンス(2)単3短絡電流計算例●外線間(210V)短絡電流の%インピーダンス法(1000kVA基準)の計算例(条件)トランス容量500kVA1). 電源総合インピーダンス2). 電線インピーダンス3). 全インピーダンス4). 短絡電流対称値(sym) =――――――――×100≒39200 (A)この場合幹線用ブレーカの遮断容量は、39.2kA以上のものを選びます。3). 全インピーダンス4). 短絡電流対称値(sym)3φ50Hz6.6kV/420V1500kVA500kVA――――短絡点S短絡点S1000×1033×V×Z1000×1033(420×3.506)――1000×103ZL : 電源インピーダンス ZT : 変圧器インピーダンス ZM : 電動機 インピーダンスZW : 電線インピーダンスZLZTZMZLZTZW1000×1031000×10342021000×1031000×10321021電線2×200mm2 10m短絡点S1-3φW 50Hz6.6kV/210V-105V電線2×200mm2 10m短絡点S1. 計算によって求める方法短絡電流の計算

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