Q1. |
ドレン水の出てくることはありませんか? |
A. |
通常の使用状態(周囲温度35℃以下、相対湿度80%以下)では内部処理によりドレン水が出ることはありません。
しかし、ラックのドアを開放したまま運転したり、入出線口が塞いでなかったりしますと、外部の湿気が入って処理が追いつかなくなりドレン水がドレンパンに溜まります。一定以上溜まりますとコントローラーの表示と警報(ブザー)でお知らせし、最終的にはクーラーの運転を停止します。 万一、このようなケースが起こった場合は ドレン水が増加する原因を除いた後、ドレンパンに溜まった水をスポンジやスポイト等で取り除き、運転を再開してください。 |
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Q2. |
結露はしますか? |
A. |
環境条件や使い方によって結露する場合がありますので、注意が必要です。
■周囲の温度が高く、ラック内温度と大きな差がある場合
ラックの外周に空気中の湿度が結露します。但し、ラック内部は結露しません。
クーラーの設定温度を周囲の温度にできるだけ合わせて ご使用願います。
■周囲の湿度が高い場合
上記と同様、ラックの外周に空気中の湿度が結露します。
クーラーの設定温度をできるだけ高くしてご使用願います。
■ラックのドアを長時間開放した場合
外気中の湿度がラック内の冷たい部分で冷やされ、結露します。
速やかにドアを閉めるか、一時的にクーラーの運転を止め、外部の温度と同じくらいになってからドアを開けるようにして下さい。 |
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Q3. |
搬入形態及び設置工事について教えて下さい。 |
A. |
「ラック」+「架台」+「クーラーユニット」と、それぞれが別梱(計3ヶ口)で搬入されますので、「架台の据付工事」→「ラック及びダクトの架台への据付工事」→「クーラーユニットの据付工事」→「センサー及びコントローラーの接続」 という順序の設置工事が必要です。
クーラーユニット専用電源(AC100V15A)が近辺に無い場合は「電気工事」も必要になります。 |
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Q4. |
背面や側面を壁面につけて設置可能ですか? |
A. |
クーラーユニットを冷却した後の温風を外部に放散しないと、クーラーの能力が落ちてしまいます。このため、壁面とラックとの間に空気の通る隙間が必要です。隙間は30cm以上空けて下さい。 |
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Q5. |
電源は通常のコンセントから取れますか? |
A. |
15Aアース付コンセントであれば接続可能です。
但し、他の負荷機器が一緒に接続されている場合は分電盤のブレーカが切れる場合がありますので、機器の容量をご確認ください。 |
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Q6. |
始動電流が大きいですが、ブレーカは何を使用すればよいですか? |
A. |
15Aもしくは20Aのブレーカをご使用下さい。(通常は分電盤には分岐ブレーカとして20Aが使われています)
弊社と致しましては15A若しくは20Aの漏電ブレーカの設置をお奨めします。 |
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Q7. |
始動電流でブレーカが切れることはありませんか? |
A. |
約30Aの始動電流が流れるのは0.2秒以下とわずかな時間です。一方、15Aのブレーカが30Aの電流で切れるには10数秒から1分かかります。
従って、クーラーの始動電流でブレーカが切れることは絶対にありません。 |
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Q8. |
保守サービスはありますか? |
A. |
弊社ではクーラックの「保守サービスメニュー」を用意しております。
詳細は営業担当窓口までお尋ねください。 |
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Q9. |
耐久年数はどれくらいで考慮すればいいのですか。 |
A. |
耐久年数はメンテナンス実施を含め5年が目安です。
但し、ご使用の環境条件により多少変動します。 |
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Q10. |
フィルター交換(メンテナンス)の目安を教えて下さい。 |
A. |
通常のオフィス内であれば1ヶ月に1回程度が目安です。
設置環境により異なりますので、ご使用され1ヶ月ほど経過した後、フィルターを点検し 余り汚れていないようでしたら点検スパンを長くし、汚れがひどいようでしたら点検スパンを短くしてください。フィルターは電気掃除機により埃を除去すれば、再使用可能です。油などが付着し、汚れが進行している場合は交換してください。 |
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Q11. |
故障時や警報が出た場合の対応はどうすればいいですか? |
A. |
取扱説明書に従い、ご対応ください。
復旧しない場合は弊社の担当者までご連絡ください。その際、コントローラーに表示されたエラーコードをお知らせ戴きますと、すばやい判断ができます。
なお、クーラーが止まりますと ラック内の温度が急激に上昇しますので、ラックの前面ドアや背面パネルを開放して収納された機器の温度が上がらないようご配慮をお願いします。 |
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Q12. |
警報が出た場合や故障時、停電時はどうなりますか。再起動が必要ですか? |
A. |
故障箇所や警報の種類にもよりますが、停電時を除き基本的に送風ファンは停止しません。故障や警報の原因を取り除けば再び冷却運転に入ります。
但し、後から確認するためにエラーコードは残っております。電源リセット(スイッチを一旦切り、再投入)を行うことによりこの表示は消えます。また、停電時から電源復旧した場合にはスイッチがONであればそのまま動作します。 |
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Q13. |
環境対策は施されていますか?(グリーン購入法、RoHS対策) |
A. |
RoHS対策は実施されています。
但し、グリーン購入法には適合しておりません。(再生樹脂材料を採用していないため) |
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Q14. |
フロンは無害ですか? |
A. |
地球にやさしい新冷媒 R407Cを採用していますので無害です。
フロンや代替フロンは元来人畜無害と言われておりましたが、成分に塩素を含んでおり、オゾン層を破壊してしまいます。この新冷媒 R407Cは塩素を含んでおりませんので安心です。 「オゾン破壊係数 “0”」 |
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Q15. |
耐荷重、耐震性能はどの程度ですか? |
A. |
耐荷重は静荷重で500kg、耐震荷重は300kg※です。
※耐震試験検証済-神戸地震波800galを満足しています。 |
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Q16. |
標準ラックに比べて防音効果はどの程度優れているのですか? |
A. |
弊社の標準ラックのドアを閉めた際の防音効果は平均8~10dBの範囲です。
一方、クーラックの場合は約20dBの効果があります。 |
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Q17. |
機器の隙間を埋めるブランクパネルは必要ですか? |
A. |
ラック内を効率よく冷却するために必要です。殊に下部から中央部にかけては必ず設置願います。
途中で隙間があるとそこから冷風が抜けてしまい、ラック内全体の効果的な冷却が出来ません。 |
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Q18. |
電気料金の目安を教えて下さい。 |
A. |
クーラーの稼働率、受電形態、電力会社などにより様々ですが、目安として月10,000~12,000円程度です。(基本料金を除く)
収納機器の発熱量が多くなるほど、周囲の温度が高くなるほど、クーラーの稼働率が高くなります。 |
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Q19. |
締め切った部屋で使用可能ですか。 |
A. |
換気設備がありクーラックの排熱を換気できれば問題ありません。
但し、周囲温度(部屋内温度)が35度以内であることが条件になります。使用環境にご配慮下さい。 |