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京都最古の禅寺 建仁寺を電気火災から守る!【第2弾】
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2015年06月01日

平素は、カワムラ製品に格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

2015年4月に「感震ブレーカ(感震リレー)」を京都最古の禅寺である臨済宗大本山 建仁寺(京都市東山区)に寄贈しました。

当社は1919年の創業から受配電設備機器をつくるメーカーとして「電気の安全・安心」をテーマに、ものづくりをしてきました。近年、大規模地震発生時において電気が原因となって起こる「電気火災」が問題となっています。過去に起きた阪神・淡路大震災では火災原因の約30%が、また東日本大震災では約50%強が電気火災によるものだと発表されています。

そこで今回、電気火災に対して有効な手段とされている『感震ブレーカ(感震リレー)』を建仁寺の方丈に寄贈し、設置しました。これは「日本の貴重な文化財を電気火災から守り、未来に残したい」という弊社の思いにより実現しました。なお、2014年11月にはトラッキング火災を未然に防ぐ、「プレトラックコンセント」を同寺の法堂に寄贈しており、同様に方丈にも「プレトラックコンセント」を寄贈しています。

建仁寺 方丈 感震ブレーカ(感震リレー)

今後も重要文化財や歴史的価値のある建物・施設などを電気火災による被害から守るため、「感震ブレーカ(感震リレー)」や「プレトラックコンセント」の設置を進めていく予定です。

日本の貴重な文化財を電気火災から守り、未来に残したい

参考資料

■臨済宗大本山 建仁寺とは
建仁寺は京都で最古の禅寺で、昨年2014 年はご開山の栄西禅師が亡くなられてから800 回忌にあたります。また、栄西禅師は日本に茶の文化を広めた茶祖としても知られています。

■感震ブレーカ(感震リレー)とは
感震ブレーカは、一定以上の強さの地震が発生した際に、各家庭における電気の供給を自動的に遮断することで、電気が原因となる出火を防止する機器の総称です。河村電器産業は同機能を有した機器を「感震リレー」と呼んでいます。

■大規模地震発生時における出火原因

 

■電気火災の主な例

 

■タイプ別 関連製品

分電盤内蔵タイプ 外付けタイプ

 

■トラッキング現象とは
トラッキング現象とは、長期間コンセントにプラグを差し込んだままにすると、プラグ周辺にホコリがたまり、そのほこりに湿気が付着し、プラグの刃の間で微小な放電が繰り返される現象です。そのまま放置すれば、差し込みプラグの絶縁状態が悪くなり、発熱や突然の出火に至るケースもあります。夜間や不在時に発生すると発見が遅れ、思わぬ被害となることもあります。

■プレトラックコンセントとは
プレトラックコンセントは河村電器産業が開発した、独自の検出回路を搭載したコンセントです。その検出回路でトラッキング現象の初期段階を検知し、電源回路を遮断し、ブザー音とランプで知らせる仕組みです。プラグの刃の間に起こった、わずかな放電も検知することができ、回路の遮断やブザー音がしたら、プラグを抜いて清掃するだけで、トラッキング現象による火災を未然に防ぐことができます。

プレトラックコンセント
(2006年4月発売)
建仁寺 方丈 設置状態
感震ブレーカ(感震リレー) 避雷器
※雷から負荷機器を守ります

※上記画像は以下よりダウンロード頂けます。
建仁寺 方丈
感震ブレーカ(感震リレー)

本件に関するお問い合わせ先

広報室:田中・牧
〒489-8611
愛知県瀬戸市暁町3番86
TEL:0561-86-8190
FAX:0561-86-8105
E-mail:pr@kawamura.co.jp





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