総合価格表No42
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5-10. ブレーカがON(再投入)できないトラブル資 料ブレーカの動作原因と用語の説明トラブル事例正しい使用何らかの原因によりブレーカが動作したためブレーカをON(再投入)しようとしたができない。種類位置主幹ブレーカの動作分岐ブレーカの動作主幹・分岐ブレーカの同時動作短絡(たんらく)過負荷(かふか)漏電(ろうでん)単相3線中性線欠相(たんそう3せんちゅうせいせんけっそう)サーキットブレーカサーキットブレーカ短絡、過負荷短絡、過負荷短絡、過負荷故障または誤接続により電路の極間の接触(ショート)または地絡により、大きな電流が流れることをいう。ブレーカの主目的は、このような回路を事故発生と同時に安全に切り離すことにある。しかし、短絡電流の大きさによっては、電路及びブレーカに大きなダメージを与える場合がある。一般に電気の使い過ぎ等により、ブレーカの定格電流を超える電流が流れる状態をいう。過電流ともいう。地絡ともいい、電路と大地間に機器等のケースを通じて接触し、機器の外部に危険な電圧が現れたり電流が流れる状態をいう。単相3線式電路で、何らかの事故で中性線が切断(欠相)すると100V回路に接続された機器に異常電圧(100Vを超える電圧)が加わり、機器が故障(焼損)することがある。照明が急に明るくなったり暗くなったりするようなときは、単3中性線欠相事故の可能性があり注意が必要である。・動作原因を取除き、以下の対応を実施する。【ハンドルがONとOFFの中間位置にある場合】ハンドルをOFF側に操作した後、ON側へ操作するブレーカが動作した場合、ハンドルがONとOFFの中間位置に止まる。中間位置からはON(再投入)ができない。【過負荷動作直後の場合】ブレーカの熱が冷めてからON(再投入)する必要に応じ、負荷機器の電源をOFFにするなどの処置を行う。ブレーカの種類単3中性線欠相保護付短絡、過負荷、単相3線中性線欠相短絡、過負荷、漏電短絡、過負荷、漏電、単相3線中性線欠相短絡、過負荷漏電ブレーカ漏電ブレーカ短絡、過負荷、漏電短絡、過負荷、漏電短絡、過負荷、漏電新品のブレーカと交換する。原因を取り除かずに再投入しない。「ブレーカ動作時の復旧フロー(1499頁)」による。「ブレーカ動作時の復旧フロー(1499頁)」による。点検・修理を電気工事会社へ依頼する。単3中性線欠相保護付ブレーカハンドルON位置中間位置(動作後)OFF位置②ON側①OFF側1496

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